刊行情報:『「失われた10年」を超えて II』
全所的プロジェクト「失われた10年? 90年代日本をとらえなおす」の研究成果、東京大学社会科学研究所(編)『「失われた10年」を超えて II:小泉改革への時代』(東京大学出版会、2006年2月)が刊行されました。東京大学社会科学研究所(編)『「失われた10年」を超えて II:小泉改革への時代』(東京大学出版会、2006年2月)
─目次─
序章 政治展開・小泉政権の意味:「失われた10年」との断絶,「失われた10年」以降の端緒(樋渡展洋)
I 政府制度的改革
1章 小泉改革の位相:先進諸国の中の日本の政治変化と政策対応(樋渡展洋)
2章 政治的リーダーシップと構造改革(グレゴリー・W・ノーブル/杉之原真子訳)
3章 国家・社会関係:市民セクターの発展と民間非営利法制(佐藤岩夫)
II 政策的課題
4章 長期経済停滞下の財政運用と銀行部門再建(樋渡展洋)
5章 政治的リーダーシップと財政投融資改革:成果と限界(グレゴリー・W・ノーブル/豊福実紀訳)
6章 三位一体改革による中央地方関係の変容:3すくみの対立,2段階の進展,1つの帰結(北村亘)
7章 改革の中の逸脱:労働政策(中村圭介)
8章 空洞化する社会的セーフティネット:社会保障改革の失われた15年(大沢真理)
III 国際的課題
9章 対外経済政策:日米構造協議から東アジア共同体へ(中川淳司)
10章 冷戦後の安全保障戦略(樋渡由美)