研究会案内 11.社研シンポジウム

研究会案内:第21回社研シンポジウム「中国物権法を考える」(2007.8.31)

 東京大学社会科学研究所は、中日民商法研究会・東京大学大学院法学政治学研究科と共催で、2007年8月31日(金)に、第21回社研シンポジウム「中国物権法を考える」を開催いたします。

東京大学創立130周年記念
中日民商法研究会第6回大会・第21回社研シンポジウム
「中国物権法を考える」

開催趣旨
 2007年3月に採択された中国の物権法は、社会主義市場経済体制に法的基盤を提供するものとして内外から大きな注目を集めています。全国人民代表大会常務委員会の委託を受け、物権法の最初の草案を起草したのは、梁慧星教授を中心とする中国社会科学院法学研究所民法室のグループであり、彼らの作成した草案は、中国の市場経済化を促進するものとして、激しい論争を引き起こしました。
 今回、東京大学社会科学研究所は現代中国研究拠点プロジェクトの一環として、中国社会科学院法学研究所民法室が主宰する中日民商法研究会、および東京大学法学政治学研究科と共同で、中国物権法をテーマとするシンポジウムを開催いたします。草案起草担当者による報告を中心として、物権法の採択へ至る問題点の検討を踏まえ、成立した物権法の意義とそこに示された課題を解き明かします。

日時:2007年8月31日(金) 午後1時〜午後6時
場所:東京大学本郷キャンパス山上会館大会議室
参加申込受付:先着50名(参加費無料)(定員に達しましたので、申込み受付は終了しました。
懇親会費:一般 5000円 学生 3000円
申込み先:bukkensympo@iss.u-tokyo.ac.jp
(氏名、住所、職業、所属、懇親会への参加の有無を明記してください)

主催:中日民商法研究会/東京大学社会科学研究所・東京大学大学院法学政治学研究科
企画:社会科学研究所現代中国研究拠点
後援:財団法人社会科学国際交流江草基金/社団法人商事法務研究会
協力:社会科学研究所地域主義比較プロジェクト(CREP)

プログラム

1:00 開会
第1部
1:10 基調報告(1) 梁慧星
1:40 基調報告(2) 星野英一
2:00 総則編 孫憲忠
2:20 コメント 加藤雅信
2:30 休憩
第2部
2:45 所有権編 渠涛・陳華彬
3:05 コメント 大村敦志
3:15 用益物権編 陳甦
3:35 コメント 原田純孝
3:45 担保物権編 鄒海林
4:05 コメント 近江幸治
4:15 占有編 張広興
4:35 コメント 松岡久和
4:45 休憩
第3部
5:00 総合コメント 北川善太郎
5:20 質疑
6:00 閉会
7:00 懇親会



報告者紹介(報告順、敬称略)
梁慧星
1944年生れ。四川省出身。1966年、西南政法学院卒業。卒業後は、文革のもとで雲南省に下方され工場労働に従事した。文革終了後、1978年に中国社会科学院研究生院に進学し、1981年卒業。中国社会科学院法学研究所民法経済法研究室に在籍し、民法研究に入る。1983年に助理研究員、1988年に研究員となり、民法研究室主任を担任。1999年から『法学研究』誌の編集長を務める。2001年から山東大学法学院院長を兼任し、2003年には人民政治協商会議第10期全国委員会委員に選出された。
契約法、民法典などの草案起草に参加し、指導的役割を果たす。物権法についても、1993年にプロジェクトチームを発足させ、草案の起草に着手。1998年には全国人民代表大会常務委員会の委託を受けて、法学研究所グループの起草作業を指導し、1999年に最初の草案を提出した。

孫憲忠
1957年生まれ。陝西省出身。1984年、西北政法学院法律系卒業。中国社会科学院研究生院法学系に進学して、1990年に博士号を取得。1992年に中国社会科学院法学研究所副研究員となる。1993年〜1995年にドイツへ留学。1997年に法学研究所研究員。現在は法学研究所民法研究室主任、EU法研究センター主任。法学研究所グループの一員として物権法の起草に参加した。

渠涛
 1956年生まれ。吉林省出身。1982年、華中理工大学卒業。1988年から日本に留学。1995年、名古屋大学大学院博士課程修了。1998年に帰国し、中国社会科学院法学研究所民法研究室に入り、1999年に副研究員、2004年に研究員となる。
『中日民商法研究』の編集責任者。農村の慣習法、土地問題についての著作を発表する一方、卓越した日本語能力を発揮して、中国の民法研究の動向をわが国に紹介している。法学研究所グループの一員として物権法の起草に参加した。

陳華彬
1967年生まれ。四川省出身。1991年、西南政法大学卒業。1994年、中国社会科学院研究生院博士課程修了。その後、中国社会科学院法学研究所民法研究室に入り、1996年に副研究員、2002年に研究員となる。1996年〜1998年に日本に留学。東海大学鈴木緑弥教授のもとで物権法を学ぶ。法学研究所グループの一員として物権法の起草に参加した。

陳甦
 1957年生まれ。1985年、遼寧大学法学系卒業。1988年、中国社会科学院研究生院修士課程修了。会社法、証券法のほか、土地制度など民商法の広い分野で著作を発表している。現在、中国社会科学院法学研究所副所長および中国法学会商法学研究会副会長。法学研究所グループの一員として物権法の起草に参加した。

鄒海林
 1963年生まれ。四川省出身。1985年、北京大学法学系卒業。1988年、中国社会科学院研究生院博士課程修了。その後、中国社会科学院法学研究所副研究員を経て、現在は研究員、商法研究室主任。この間、米国、日本(東京大学)に留学。1995年から破産法改正草案の起草作業に参加。主な研究領域は破産法、保険法、担保法。法学研究所グループの一員として物権法の起草に参加した。

張広興
 1954年生まれ。河南省出身。1982年、西南政法学院卒業。中国社会科学院法学研究所研究員。『法学研究』副編集長。債権法、物権法の研究に従事し、物権法以前にも、契約法、民法典などの起草作業に参加した。

星野英一(東京大学名誉教授)
加藤雅信(上智大学法科大学院教授)
大村敦志(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
原田純孝(東京大学社会科学研究所教授)
近江幸治(早稲田大学大学院法務研究科教授)
松岡久和(京都大学大学院法学研究科教授)
北川善太郎(京都大学名誉教授、国際高等研究所副所長)

  • 2007年07月19日 15:00
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